2011年06月01日
カンキツ類の台風対策について
カンキツ類の台風対策について
今回の台風2号は風台風でした。よって塩害が各地で発生しているようです。
そこでカンキツ類の台風対策について少し調べましたので紹介します。

(写真)塩害を受けた果実
日頃の強風対策としては下記が挙げられます。
①潮害時の散水施設や機械の整備
②防風林・垣・防風ネットの設置
③幼木等への支柱の設置や高接ぎ結束部の補強
④重心を低くした樹形の仕立て
台風の来襲前の対策として、かいよう病予防にカスミンボルドー等にクレフノンを混用した殺菌剤の散布が挙げられます。
台風被害後の対策として特に潮害の場合は早急に対応する必要があります。
①塩分の洗浄・除去・・・10アール当たり2~3トンの水で塩分を洗浄・除 去します。6時間以内が効果的で10時間を過ぎると効果がありません。 園地の土壌も塩分を洗浄する必要がありますが困難な場合は、石灰または硫酸マグネシウムを10a当たり100Kg程度散布して塩分の除去を図ります。
②折れ枝、倒伏樹、落果果実の処理・・・折れ枝は切り返してトップジンM等の癒合促進剤を塗布し、倒伏した樹は早い時期に根の切断がないように引き起こして支柱を添えて固定する。
③被害に応じた摘果および樹勢管理・・・被害が大きい樹に果実が多く残っていると樹勢が弱くなるので摘果を行います。商品性の無い被害果を優先的に摘果することをお勧めします。また、根も被害を受けているため十分に肥料を吸収できない恐れがあるので低濃度の液肥を葉面散することをお勧めします。樹勢が弱く病虫害がまん延しやすいため殺菌剤や殺虫剤による防除を行うことも必要です。

(写真)台風2号の強風に倒伏したシークヮーサー
今回の台風2号は風台風でした。よって塩害が各地で発生しているようです。
そこでカンキツ類の台風対策について少し調べましたので紹介します。

(写真)塩害を受けた果実
日頃の強風対策としては下記が挙げられます。
①潮害時の散水施設や機械の整備
②防風林・垣・防風ネットの設置
③幼木等への支柱の設置や高接ぎ結束部の補強
④重心を低くした樹形の仕立て
台風の来襲前の対策として、かいよう病予防にカスミンボルドー等にクレフノンを混用した殺菌剤の散布が挙げられます。
台風被害後の対策として特に潮害の場合は早急に対応する必要があります。
①塩分の洗浄・除去・・・10アール当たり2~3トンの水で塩分を洗浄・除 去します。6時間以内が効果的で10時間を過ぎると効果がありません。 園地の土壌も塩分を洗浄する必要がありますが困難な場合は、石灰または硫酸マグネシウムを10a当たり100Kg程度散布して塩分の除去を図ります。
②折れ枝、倒伏樹、落果果実の処理・・・折れ枝は切り返してトップジンM等の癒合促進剤を塗布し、倒伏した樹は早い時期に根の切断がないように引き起こして支柱を添えて固定する。
③被害に応じた摘果および樹勢管理・・・被害が大きい樹に果実が多く残っていると樹勢が弱くなるので摘果を行います。商品性の無い被害果を優先的に摘果することをお勧めします。また、根も被害を受けているため十分に肥料を吸収できない恐れがあるので低濃度の液肥を葉面散することをお勧めします。樹勢が弱く病虫害がまん延しやすいため殺菌剤や殺虫剤による防除を行うことも必要です。

(写真)台風2号の強風に倒伏したシークヮーサー
Posted by sumion at 23:35│Comments(0)
│シークヮーサー