台風通過後の対策(路地果樹)
台風通過後の対策(果樹)
台風15号はかなり沖縄の果樹へ影響を及ぼしているかと思います。
今の段階ではどのくらいの被害状況はわかりませんし、被害が無いことを祈るばかりですが、
万が一被害があった場合のが台風通過後の果樹の対策を記載します。
シークヮーサー、タンカンンなどのカンキツ栽培をされる生産農家のかたの参考になれば幸いです。
①潮害の発生が心配される果樹園については、台風通過後6時間以内にスプリンクラー、かん水用ホース、鉄砲ノズルなどを利用し、10アール当たり2~3トンを目安に樹体に付着した塩分の除去に努める。 その際防風対策が未整備のところは潮害が助長されるので特に被害軽減に努める。
②台風後の病害を防止するため、果樹品目に応じた使用可能な殺菌剤(銅水和剤等)を撒布し被害軽減に努める。
③倒伏した果樹、防風林については、健全な根を切らないように出来るだけ早目に引き起こし、支柱などで固定する。
④落葉が激しい場合は、日焼け防止のための白塗剤の塗布や樹勢に応じた液肥の撒布、果実の摘果を行い、樹勢回復に努める。
前年の8月の台風の被害による倒伏したシークヮーサーです。
参考資料
沖縄県における台風とその対策 平成23年8月発行
関連記事